治療風景
1
問診後に何か内科的な問題や感染症がないかなど、血圧、体温を測定する。
2
立位での体感の動きを診ます。
・立位では体感を前屈し、床と指先の距離を測ります。この時に痛みと可動域制限を診ます。
・次に進展して背筋の緊張・痛み・可動域制限をみます。
・さらに側屈し、左右差を比べます。
3
神経学的検査を行い、神経の障害から炎症・痛みを引き起こしているかどうかを診ます。
ハンマーで膝の下、かかとを叩いて腱反射をみたり、足の指を動かしてもらって筋力の低下があるかどうかをみたり、皮フの上を軽く触って、感覚異常があるかどうかを確かめます。
4
仰向けで下肢の伸展・挙上をしてもらいます。
腰を伸ばしたまま片足をゆっくり上げていきます。
このテストによって神経の刺激による痛みなのか、骨盤の関節の痛みなのか、筋肉が硬くなっているかなどをみます。
5
さらに仰向けで、股関節と膝関節を曲げて、足を反対側の下肢に近づけた状態にします。
これによって、お尻や下肢、鼠蹊部に痛みが誘発された場合、骨盤の関節の炎症、股関節周辺の筋肉の緊張を考えます。
6
仰向けで股関節を曲げて、足四の字のように外側に開排してもらいます。
これによって、痛む場合、股関節疾患や骨盤の関節の炎症を考えます。
※腰痛の患者さんをうつ伏せにすることは絶対にやりません!!
これらは腰痛を評価する際の主な順番で、大切なのは、左右差と痛みです。
その他
他の患部においても基本手順にて丁寧にしっかりみていきます。
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